最初の呼吸 3
家族のだれかの死、離別、離婚なんであれ悲嘆にくれるような状態を経験すると、その沈んだ気持ちをすっと切り換えることはなかなかできないものなのです。
たえず死んだ人や別れた人のことを考え、すぐに悲嘆のパターンにはいりこみます。
・・・そして、ついには抑うつ状態におちいます。
3か月、こころゆくまで悲しんだら、あとは楽しかった思い出だけを残しておくというわけにはいかないからです。
悲嘆にくれることがなぜそれほど有害なのか?
・・・なぜなら、そうした心理パターンが神経系のなかに特定の想念の回路をつくりあげ、それが全身の複雑な生理作用に影響するからです。
その害作用は胃痙攣から白内障まで、いろいろな症候群となって、からだの任意のところにあらわれます。
わたしはときどき、からだのシステムは巨大なドミノ倒しに似ていると感じることがあります。
たったひとつの駒を倒しただけでも、つぎが倒れ、そのつぎが倒れていくのです。
なにを隠そう、わたし自身がそのドミノ倒しの好例を経験しています。